現代は女性の社会進出が進み、取締役などの責任あるポストに女性が登用されることも珍しくなくなりました。でも、キャリアを築いていこうとする女性には、男性にはない悩みを抱える人がまだまだ多くいます。

特に、30代になると結婚や出産などで生活が一変する女性がぐっと増えますし、独身の場合には管理職などへのキャリアアップを視野に入れて仕事面の変化が訪れます。

ここでは、30代の独身女性が抱えるキャリアに関する悩みで多いもの3件を一つずつ見ていき、対応策などを考えていきたいと思います。

キャリアアップしたいけど、重圧に耐えられる?

キャリアウーマン

30代の女性が抱えやすい悩みの一つに、勤続年数が長くなり、社内でリーダー職を任されるようになるということがあります。

リーダー職は本来なら歓迎するべきキャリアアップのチャンスですが、残業や休日出勤はもちろん、仕事によっては出張が増える可能性があり、責任という重圧も肩に重くのしかかってきます。もちろん、その重圧は男性社員も同じですが、女性の場合は、男性社員に上司として指示を出すことがためらわれる場合もあり、男性よりも悩みが深いようです。

仕事をする上では上司が男性であるか、女性であるかは全く関係ないことなのですが、現実は厳しいもの。「女性のくせに上司だと思って命令している」と思う、心の狭い男性社員も少なからずいるものです。

そんな時は、相手に分かってもらえないと悩んでも仕方がありません。まずは、自分の仕事に対する気持ちを一度考えてみましょう。

  • やっぱりこの仕事が好きだと思えた場合

やりがいがある仕事なのか、今の仕事が好きなのかを考えてみて、この仕事を選んで良かったと思えるのなら、精一杯頑張ることです。あなたのことをよく思わない男性部下や、影であなたのことをお局と呼んでいるような若い女子社員に振り回されることはありません。仕事に大きな支障が出るようなら上司にうまく相談して改善し、気にしないのが一番です。

同じ会社で働いている人みんなと分かり合って親友になる必要はないのです。仕事がうまく回ればいいと割り切ることも必要です。

  • 目標となる人を見つけよう

また、あなたの将来の目標となるような、自分より5歳から10歳ほど年上の人が身近にいるのなら、相談してみることも有効です。きっとその人も、あなたと同じような苦難を乗り越えて今の立場を作り上げてきたはずです。

今の仕事が好きではないのなら他に目を向けてみる

悩む女性

重圧に耐えられるほど今の仕事が好きではないと分かった場合は、転職を考えてみるのも一つの方法です。

30代のうちなら、転職してキャリアアップも十分望めます。簡単な気持ちで転職をするのはおすすめしませんが、環境を変えることで気持ちが楽になり、ストレスが軽減されるのならトライしてみる価値は十分にあります。結局、仕事よりあなたの健康の方が大切ですから。

  • 一人で生きていく不安

付き合っている彼がいる場合はいずれ結婚という選択肢もありますが、付き合っている彼がいない独身女性の場合、30代は、このまま独身を通すのかどうかという問題もリアルに感じてくる年代です。

  • お金の不安

生涯独身を通した場合、不安になる要因は何でしょうか?多分、最も大きな不安材料はお金です。夫がいれば自分に何かがあったときには頼ることもできますが、自分ひとりの場合は、働けない状況になったときはお金が入ってこないことになります。

また、年老いた時に自分の世話をしてくれる人や、話し相手になってくれる人も、ある程度の資金があれば確保できるものです。逆に、資金がないと、話し相手がいるところへ移動するバス代やお茶代もない、ということになりとても不安ですね。

このように、将来の不安がある場合は、老後にかかるお金を試算してみましょう。そうすれば、今からどのくらいの額を貯めておくのを目標にする必要があるのかが分かります。

非正規社員の場合は、残念ながら、将来の不安が募る結果となると思いますが、正規社員を目指して転職を考えてみる良いきっかけになるでしょう。

また、正規社員の場合には、昇給を目指してキャリアアップへ背中を押してくれる材料の一つになります。残念ながら将来大きな昇給が見込めない場合で、年収が少ない人は副業を考えてみたり、これまでお金をかけていたものに対して、本当に必要なのかを問う機会となるでしょう。また、投資などの金融商品に興味がある場合には、専門家に話を聞いてみてもよいですね。

  • 孤独が不安

お金は心配なさそうだけど、孤独になるのが将来への一番の不安である場合は、趣味などを通じて新しい友達を作ってみましょう。

何か興味のあるものの講習に通ってみてはどうでしょうか?特に趣味はない人も、英会話やTOEICのクラスなど、仕事の役にもたちそうなものなら通いやすいと思います。汎用性のある資格なら、キャリアアップや転職を目指す場合の後ろ盾になる可能性もあります。

実は、30代や40代で友達がいない大人は増えているそうです。年をとると、ますます外に出て人と交流を持つことが億劫になる可能性があります。人と出会う機会を意識して増やしていきましょう。

会社から評価されていない、評価が低いと感じる

上司と部下

管理職へのお誘いなどとは反対に、頑張っているのになぜか評価が低いと感じている30代独身女性も多いようです。

結婚・出産した同僚の時短勤務のフォローや後輩の教育に力を注いでも、華々しく活躍している男性の同僚だけに評価が集中したら、やる気も失せますよね。

でも、縁の下の力持ち的存在のあなたの仕事ぶりをきちんと見ていてくれる人がいるはずです。評価が表立ってされないことだけが不満で、仕事の環境や内容、お給料ともに不満はあまりないのなら、意識を変えてみると楽になるかも知れません。

また、評価が低いことがお給料の低さにつながっているようであれば、自分のスキル次第で転職してのキャリアアップを目指すこともできます。しかし、不満から転職するだけでは上手な転職はできません。評価が低い理由があなたにスキルがないということなら、転職しても成功する可能性は低いでしょう。自分の仕事を客観的に見て判断しましょう。

まとめ

男女平等な社会が叫ばれて久しいですが、キャリアを追求しようする女性は沢山の問題に直面してしまうのが現状です。でも、一つひとつを順番にクリアしていけば、決して越えられない山ではありません。

30代後半や40代に入ると体力的にも頑張りが効かなくなってくるので、好きな仕事なら今のうちにちょっと頑張ってみるのも良いでしょう。また、仕事の仕方やキャリアの考え方の欧米化が進み、一つの会社に定年まで勤め上げることが美徳とされることはなくなりました。自分のキャリアアップのために転職することも良いことだと思います。

どんな悩みに関しても大切なのは、自分が今、何をしたいのかを見つめ直すことです。相手や、対象の物事を変えようとするのではなく、自分の心構えを変えて、自分が納得のゆく人生設計をしていきましょう。