「悪気がないのに、友人を怒らせてしまった」

「楽しく話したいのに、場が盛り上がらない」

という経験をしたことはありませんか?

このように会話がうまくいかない原因は、言葉のチョイス、傾聴ができていない、間の取り方など様々ですが、意外に知られていない原因の一つに、会話をするときの「見かけ(非言語メッセージ)」があります。

もし、あなた会話を盛り上げたい、会話を通して良い人間関係を構築したいと考えていたとしても、「見かけ」が伴わないと、その想いが相手に伝わりづらくなってしまいます。

今回から、2回の記事に分けて、会話の「見かけ」で気を付けるべきコツをご紹介いたします。

この記事を読めば、会話が思うように盛り上がらなかったり、話し相手を不愉快にさせてしまう確率を減らすことができます。

内容については、『傾聴力(大和書房)』を参照して書いてありますので、より詳しく知りたい方はそちらも読んでみてくださいね。

1.物理的距離

まず大切なのは、会話をする相手との物理的な距離です。

多くの方は、特に意識せずに距離をとっているかと思いますので、今一度、どのくらいの距離をとって周囲の人と会話をしているか意識してみてください。

人には、「丁度良い距離感(パーソナルスペース)」があります。

パーソナルスペースには個人差がありますが、一つの目安として、日本人の場合、友人同士で話すときは、45cm~120cm。

仕事など改まった場で話すときは120cm~350cmくらいの距離をあけるとちょうど良いと言われています。

それから、反対に相手との距離が遠くなりすぎないようにすることも重要です。

例えば、学校や仕事などで、相手が少し離れた机に座っているような場面では、その場所から話すのではなく、近くへ寄ってから話しかけるようにすると良いでしょう。

2.位置関係

次は自分と相手との位置関係についてです。

一般的に、机がある部屋の場合は、隣同士並んで座ることが良いと言われています。

また、対面の場合には、自分と相手とが斜めになるように座ると良いです。

正面の対面ですと、威圧的な印象になりますし、視線の持っていき方が難しく、リラックスして話しづらくなり、会話や傾聴がうまくいかないことがあります。

3.姿勢と身体の向き

会話をするときの姿勢や身体の向きには、無意識のうちにその人のクセが出ているものです。

後ろにふんぞり返ったり、斜めに構えるような向きで話を聞いたりしていませんか?

姿勢についてですが、「あなたの話を聞いていますよ」というメッセージを送り、会話を円滑にするためには、相手のほうに少し身体を傾けると良いです。

会話

また、身体の向きも相手のほうに向けると良いですね。

たまに、会話がまだ終わっていない段階で、既に身体を斜めに翻しかけている人を見かけますが、これもあまり良い見かけではありません。

会話の最後までしっかりと相手のほうを向くようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、傾聴の「見かけ」に関するコツをご紹介しました。

1つ目はパーソナルスペースを考慮した、近すぎず遠すぎない物理的距離で話すこと。

2つ目は、リラックスできるように隣同士または斜めに座ること。

3つ目は、相手の方を向き少し前に身体を傾けること、でしたね。

無意識のうちに好ましくない「見かけ」をしてしまっていることも多々あります。

この記事を読んだあと、実際に人と話をする場面で、これらのことが出来ているか気を付けてみてください。

次回は、人間関係を円滑にする傾聴の「見かけ」、6要素(後編)。

視線や表情、うなずき方など、主に顔の動きについて解説していきます。

こちらも合わせて参考にしていただければと思います。