こんにちは。

突然ですが、みなさん、「この人の話、なんかつまらないな 」…「この人のエピソード、長い割に盛り上がらないんだよな 」…こんな風に感じることはありませんか?

今回は、こんな「相手の話がつまらない」という悩みを抱えている方に向けた記事になっています。

1、なぜあの人の話は「つまらない」のか?

まず、みなさんが思う「話がつまらない」人を頭に思い浮かべてみてください。

それは家族かもしれませんし、会社の上司かもしれませんし、あなたの大事なクライアントかもしれませんね。

話が「つまらない」と感じつつもそれをあなたが聞いているということは、きっとその人はあなたにとって、身近で離れられないような関係である場合が多いと思います

だからこそ、その人の話がもっと面白くなり、その人との会話を楽しめるようになれば素敵ですよね。

それでは、話が「つまらない」理由とは何なのでしょうか??

男の子

一言で言うと、それは話に「色がない」からです。

「色がない」話というのは、たとえば、事実だけを述べる話です

「〜をして、〜に行って、〜をみたんだよね。」

このようなその日のスケジュールを読み上げるような内容の話だと、聞き手としては全く聞き応えがありませんよね。

相手の話に共感しようにも、事実に対する話し手の解釈がないので、できません。

結果、話が盛り上がることは非常に困難になります。

そこで、話に「色」を加えるのが「感情」です。

「〜をして、すごい楽しかった」「〜が見れて、嬉しかった」このように、事実と感情をセットで伝えることで、聞き手は相手の話に「色」を感じやすくなります。

しかし、話を面白くするためには、実は「感情」を入れるだけでは不十分なのです。

それでは次に、話に「色」を取り入れる最高の方法である「ピクチャートーク」についてご紹介いたします。

2、「ピクチャートーク」とは?

話に「色」を取り入れる最も簡単な方法が、「ピクチャートーク」です。

「ピクチャートーク」とは、一言で言うと、「五感を刺激し、ありありと目の前に情景が浮かび上がるように話す」というテクニックです。

単に「犬が可愛い」と表現するよりも「雪みたいに真っ白な、1mくらいの大きな犬が、足元をくるくる駆け回っていて、とても可愛かった」の方が、聞き手がイメージしやすいですよね。

これにより話に「色」が加わり、より生き生きとしだすはずです。

色

というのも、「ピクチャートーク」により具体的な状況がイメージしやすくなると、ただ「嬉しかった」のように直接感情を伝えるよりも、ずっと聞き手が話し手の感情を想像し、理解しやすくなるからです。

3、あの人の話を“面白くする”にはどうすれば良いのか?

それでは、今回のメインのテーマである、「あの人のつまらない話を面白くする」方法をご紹介していきましょう!!

確認ですが、話が「つまらない」のは、事実のみの情報しかなく、感情が伝わってこないからでしたね。

そして話に「色」を取り入れ、感情を生き生きと伝えるのが「ピクチャートーク」でした。

そうなると相手の話を面白くする方法は、賢明な読者の方ならもうお気づきかもしれません。

そう、相手の話を「ピクチャートーク」にしてしまえばいいのです。

要は、相手の話を生き生きと、情景が目に浮かぶように、ピクチャートークするように誘導すればいいのです。

方法は簡単で、相手の話の中でイメージしにくいところを、質問していけば良いのです。

たとえば、「それはどんな色だったのですか?」と視覚に関する質問をストレートに尋ねてみるのです。

「空の青のように透き通って、真っ青で」

「赤い車体だったのですよ。あまり見かけない、実に鮮やかな、真っ赤な色でした」

これだけで、平板で味気なかった会話が、途端に活気付いてきますよね。

ピクチャートークのポイントは「五感を刺激する」ですから、色だけでなく、「香り」や「肌触り」について尋ねるのも良いでしょう。

「どんな香りがしましたか?」(嗅覚)「何だかレモンのような 」「ラベンダーがほのかに香るような、柔らかな匂…いで」「どんな感触でしたか?」(触覚)「もっちりしていて」「すごく弾力があって」「ツルツルで」「ピカピカで」このように、香りや触感に訴えかける話になると、情景をイメージしやすく、生き生きとしたものになります。

それによって、話し手の経験した感情が、より具体的にイメージできるようになるので、聞き手も「つまらない」と感じにくくなるのです。

五感とは「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」の5つですから、残りの「聴覚」と「味覚」ももちろん有効です。

「聴覚」のピクチャートークがしたいなら、「どんな音がしましたか?」「ミシミシという音ですね」「ズシンと下から突き上げるような 」「キャー…という叫び声です!」といった感じです。

「味覚」ならば、「どんな味がしたんですか?」「ある意味、衝撃的な味。自分の口には合わないですね。」「基本的には甘いけど、ちょっと苦い感じです」こんな感じで誘導していけば良いでしょう。

まとめ

さて今回は、「相手の話がつまらない」というテーマでお話しをしてきました。

①なぜあの人の話は「つまらない」のかでは、事実のみで感情が伝わらない話は「色」がなく、つまらないということをご説明しました。

②「ピクチャートーク」とはでは、「ピクチャートーク」という「五感を刺激し、ありありと目の前に情景が浮かび上がるように話す」というテクニックを使うことで、話し手の感情がより鮮明に伝わることをご紹介しましたね。

そして、③あの人の話を面白くするにはどうすれば良いのかでは、相手の話を面白くするためには、「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」のうち、イメージしにくい部分を質問していくことで、相手がピクチャートークをできるように誘導してあげることが重要であるとご紹介しました。

このように考えると、会話があまり盛り上がらないのは、話している相手だけでなく、聞いているあなた自身にも責任の一端があるかもしれません。

「聞き手」のコントロールや誘導、つまり盛り上げ方次第で、相手の話を楽しむことだって可能なわけです。

「この人の話つまらないな」と感じた時は、聞き手のみなさんの腕の見せ所だと考えて、ぜひこの「ピクチャートーク」を誘導する、という聞き方を実践してみてくださいね。

この記事は、『人を動かす聞く力&質問力: 傾聴する、問いかける、解決する』(知的生き方文庫)を参考にして書いております。

より詳しく「聞き力」を学びたいという方は、ぜひ読んでみてください。