こんにちは!!

早速ですが今回のテーマは、「口癖」と「DM言葉」です。

みなさんは、職場で働いていてこんな風に感じたことはありますか?

「上司のAさんのところに報告に行くと、明るかった気分がいつも下がってしまうな …」

「自分とミーティングをした部下は、なぜかみんな落ち込んだ様子で帰って行く …」

どうせ自分と関わるのなら、聞き手として相手を気分良くさせてあげたいものですよね。

むしろ、「あの人に話を聞いてもらうと、なぜかとても元気になる」と思われるような聞き上手になれたら素敵だと思いませんか??

それに、自分の周りの人がどんなに優秀だったとしても、自分の言葉でやる気や意欲を削いでしまったら、仕事の成果は限りなく低下していってしまいますし、それは上司として好ましくないですね。

だからといって、的外れなことばかり言ってくる部下がいて、その都度反論せざるをえず、結果部下のモチベーションを下げてしまうということもあるでしょう。

そこで今回の傾聴講座では、職場で周りの人のやる気を下げてしまわないために今すぐやめるべき「口癖」と、上手な「反論」の仕方をご紹介いたします。

今回も、『人を動かす聞く力&質問力: 傾聴する、問いかける、解決する(知的生きかた文庫)』を参照して書いてあるので、より詳しく知りたい方はそちらも読んでみてくださいね。

1.聞き上手が絶対に使わない「DM言葉」とは?

それでは、気づかないうちに部下のモチベーションを下げてしまっている「DM言葉」とは、一体どういったものなのでしょうか?

悩む男の人

「DM言葉」の「D」とは、「できない」「どうせ」「でも」の頭文字をとったものです。

「できないとは思いますが」

「どうせやってもムダですよ」

「でも実現可能性は小さいですよね」

こうした言葉を頻繁に使っていては、相手のやる気は間違いなく削がれてしまうでしょう。

そして、「DM言葉」の「M」というのは、「ムズカシイ」「ムダ」「ムリ」といった言葉の頭文字をとったものです。

「ムズカシイからダメでしょうね。」

「ムダだと思いますが、それでもやってみますか?」

「たぶんムリでしょうね。」

こんな言い回しも、やはり相手のやる気を削いでしまうのは想像に難くないですよね。

『人を動かす聞く力&質問力: 傾聴する、問いかける、解決する (知的生きかた文庫)』では、このようなDとMで始まる言葉をまとめて「DM言葉」と呼んでいます。

こうした言葉が「口癖」になり、無意識に発されるようになってしまうと、相手だけでなく自分自身のやる気まで削がれていき、あなた自身の仕事上の成果にもマイナスな影響が出てきてしまいます。

もしあなたが日常的に「DM言葉」を言っていると思ったり、言ってしまってからそのことに気づいたのなら、それは非常に良い機会です。

まずは相手の勝算や、意見の根拠を一度しっかりと聞くようにしてみましょう

もしかしたらきちんとした根拠があっての発言かもしれませんし、たとえそうでなかったとしても、「この人はしっかりと話を聞いてくれる」と部下が感じることで、次回以降はより緻密に意見を練ってくる可能性が高まります。

どうですか?

あなたは「DM言葉」が口癖になっていませんか?

2.「角を立てずに」反論する、頭のいい方法

しかし、それでもどうしても「相手の意見が間違っている」と思うことはありますよね。

そんな時は、次の3ステップを意識して「角を立てずに」反論していきましょう

チェス

ステップ① まずは相手に賛同の意を示す

「Aさんのアイデア、とてもいいと思います。」

「その案なら可能性は高いですね、素晴らしいと思います。」と、”相手の言い分は正しい・素晴らしい”ことを伝え、とりあえずでもいいので相手を満足させましょう

というのも、気分のいい状態にならないと、人間は相手の意見を受け入れやすい心理状態にはなれないからです。

ステップ② 相手に賛成した上で提案する

「それはないだろう 」と思ってしまうような、本当は相手のアイデアそのものに対して全く反論できない場合だったとしても、全面否定はせず譲歩的な言い方を心がけてください。

「なるほど。〜〜に関しては、こういうのもいかがでしょうか?」

「そうですね。もう少し期間を長めにとって考えてみるというのもいかがでしょう?」

このように、あくまでも「相手に賛成した上での提案」という形を取るのがコツです。

ステップ③ 相手の名前を盛り込む

相手が「自分の意見がないがしろにされている」と感じることこそがモチベーションを下げる要因ですから、「相手の名前を盛り込む」ことで意見を尊重しているように見せることも重要です。

「上田部長の提案に代えまして 」 …

「田中さんのアイデアのこの部分ですが 」…

このように、相手の名前を積極的に言うことで相手の意見に理解を示しつつ、さりげなく自分の考えもアピールするのです。

まとめ

さて今回は、職場で周りの人のヤル気を下げてしまわないために、今すぐやめるべき「口癖」と、賢い「反論」の仕方をご紹介いたしました。

女性の職場

①聞き上手が絶対に使わない「DM言葉」とは?では、「D」=「できない」「どうせ」「でも」、「M」=「ムズカシイ」「ムダ」「ムリ」といったマイナス表現を口癖から取り除くことをご提案しました。

②「角を立てずに」反論する、頭のいい方法では、どうしても反論しなければならない時に自分の反論を通しやすくする方法として次の3ステップをご紹介しました。

ステップ① まずは相手に賛同の意を示す

理想は、「とてもいいですね」などの言葉でまず相手の気分をよくします。

ステップ② 相手に賛成した上で提案する

どうしても否定したい場合でも、「なるほど、そうですね。〜〜についてはこういうのもいかがですか?」のように譲歩を経て提案します。

ステップ③ 相手の名前を盛り込む

そして、「上田部長の提案に代えまして 」のように、何度か発言の中に相手…の名前を盛り込むことで、相手の意見への尊重を見せる、でしたね。

これらを実践したからと言ってすぐに自分の要求が通るとは限りませんし、これらは根気のいる心がけです。

しかし、気落ちする必要はありません。

「〇〇さん、いい話し合いをありがとうございました。」と相手と褒め称え合えるような、お互いが「いい気分」で終われる会話は、こうした我慢強い「傾聴力」を発揮できる聞き上手にこそ、実現できるのです。